「赤い長靴 / 江國 香織」を読んだ
Posted on | 5月 4, 2009 | No Comments

読了です。江國 香織さんの本、赤い長靴。
本の内容とぜんっぜん関係のないことなのですが、なぜか僕は、
「赤い○○」というタイトルを見ると、ホラーを連想してしまいます。
先日もちょっとばかり話題になった「赤い糸」についても、
みんなが連想するであろう「運命の赤い糸」よりも前に、
糸で首とか切られて、赤く染まったおどろおどろしい「赤い糸」を連想してしまいました。
人として終わっているのだと思います。はい。
で、今作。
当然のことながら、ホラーではございません。
赤い長靴とは、妻が毎年夫からもらう、クリスマスプレゼントのこと。
でも、最初は嬉しがっていたそれも、だんだんとどうしたらいいのか途方に暮れるようになり、
やがては、夫に秘密にして、隠すようになる。
こう書くとちょっとスリリングな話なのかと思うのですが、内容はいたってふつうでリアルに、
危ういけれど、ある一定の危うさのなかで安定した、ひとくみの夫婦の話になっています。
この人の本は、僕にとって本当にはずれがない。
たぶん、僕はこの人に連れていかれるのが好きなのだと思います。
連れていかれるというのは、もちろん、本の世界のこと。
読んでいるうちに、ではなく、最初の一文から僕は「連れていかれます」。
そしてそれが、たまらなく心地いいのです。
ぶっちゃけ、この人の本をかいつまんで説明することなど僕には不可能なので、
気になる方は、読んでみてください。
荒々しく説明するならば、まったく異なっている人間ふたりが一緒に暮らす不思議、というものです。
上記一文で、んん、と思った人は、読んでみるといいのではないでしょうか。
江國さんの文章は、少しばかり人を選ぶところがあるので、おすすめはしませんけれども。
もこの感じが好きな人は面白がれると思うんですよね。
というところで、今日は終わり。
なんか先日、人の我というものをまざまざと見せつけられる事件があり、ちょっと驚いている僕です。
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